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でじたぁる風景写真館

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2012年 09月 07日

2012 北穂高岳 山行き総括

恒例で登山の総括をしておきます。




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まず、ルート設定と日程についてですが今回は単純に上高地からの往復で涸沢1泊、北穂3泊の計4泊5日の山旅になりました。同じ泊数の去年の行程よりも格段に体力を温存できて気持ちに余裕が出来ました。これはすべての面で大いにプラスだったと思います。写真撮影を主たる目的としている以上、どうしても機材で荷物が重くなります。荷物を担ぎ上げた先でバテバテだとまったく意味が無いですからねえ・・・。欲を言えば帰りも涸沢でもう一泊してから下山だとさらに楽なんですけど・・・。実は、今回も迷いましたが一気に上高地まで下りてしまいました。下りとはいえ結構距離が長くて脚の筋肉が疲労しました。それにザックの肩紐のくい込みもかなり厳しかったです。上りのペース配分はいいとして下りを次回はどうするのか要検討事項ですね。


EOS 5D Mark II+EF70-200mm f/4L IS USM

2012/07/26撮影
焦点距離 135.0mm  Tv 1/320秒  Av F6.3
ISO100  WB オート  ピクチャースタイル スタンダード











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昨年行程とともに大失敗をやらかした装備類の選定ミスによる激重ザック。今年は余計なモノを抑えた反面、欲が出て大型三脚を持って行くことに。結果的に星撮や早朝時に重宝しましたがカーボン製とはいえその大きさと重量は荷物になりました。まあ、世の中にはアルミの三脚を担いで山に登る方もおられるわけですからこの程度で弱音を吐いてはお笑い種なのかもしれませんがね・・・。天候は全般的に尻上がりの回復傾向で全日、活動時に雨粒があたることはありませんでした。昨年は梅雨明け直後でピーカンに晴れたかと思えばすぐさま強烈な雷雨に襲わたりと結構起伏の激しい天候だったのですがね。今回、前半は特に夜中の星撮でガスの多さに悩まされましたがこの時期の三千米級の稜線では仕方のないことなのかもしれません。夜はピーカン晴れの方が良くて昼間は適度に雲が欲しいとか都合の好い願望を常に思い描いていますがこればかりは時の運ですかね・・・。


EOS 5D Mark II+EF16-35mm f/2.8L II USM

2012/07/26撮影
焦点距離 16.0mm  Tv 1/125秒  Av F11
ISO100  WB 太陽光  ピクチャースタイル スタンダード











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さて、今回一泊目で初めて泊まった涸沢小屋。食事が事前に収集した情報と異なりかなりのバージョンアップしたみたいで夕食、朝食ともたいへんおいしく頂けました。この件については同宿の皆さんも同様の意見だったので間違いないでしょう。小屋のスタッフは活気があってフレンドリーだし、細かいところまで行き届いたサービス、そして抜群のロケーション。しかも北穂により近いとなればこちらを選択しない理由はないでしょう。ただ、残念なのは広くてきれいな大部屋なんですが、妙に音が反響するみたいで物音や鼾で寝苦しかったというご意見をよく耳にしました。まあ、こればかりはその時の構成メンバーにもよるかもしれませんがね。(北穂高小屋の一&三泊目は妙に静か過ぎましたし・・・。)私の場合、夜中は活動時間帯なのであまり影響がない・・・というか寝過ごさずに済んで逆に助かったりもしましたが・・・。モルゲンロートのリベンジもありますし、来年もきっとお世話になることでしょう。


EOS 5D Mark II+EF16-35mm f/2.8L II USM

2012/07/25撮影
焦点距離 19.0mm  Tv 1/80秒  Av F13
ISO800  WB オート
現像ソフト Photoshop Lightroom4.1











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そして、今回三泊もしてしまった北穂高小屋。昨年も連泊して飯の旨さに感動したわけですが三泊目のメニューも晩、朝ともに大満足の内容。それと、昨年は品切れで食せなかったランチタイムのピザも噂どおりの絶品。その旨さとボリュームに感激しました。たとえ天気が悪くて外での行動が制限されても『旨い飯は心の支え』になりますからねえ・・・。とにかくここの食事については文句のつけようがありません。それからここでの一泊目でご一緒させていただいた『夜のドリンクタイム』に嗜んだお酒、そえぞれ美味しいのはもちろんですが同席の皆さんが感心していたのがその料金設定。私は普段滅多に山小屋で飲むことはないので詳しくはあしませんが、「ここは安い!」とのこと。確かに言われてみればあの量で大吟醸があの値段なら下界と変わらないなあとは思いました。何よりフルーティーな白ワイン(大吟醸もねっ!)、旨かったです。


EOS 5D Mark II+EF24mm f/1.4L II USM+SF+三脚

2012/07/27撮影
焦点距離 24.0mm  Tv 25秒  Av F3.2
ISO2500  WB オート
現像ソフト Photoshop Lightroom4.1











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連泊してみるとわかるのですがこちらの清掃は徹底しています。時間をかけて丁寧に行われるので部屋の隅々まで清潔感があります。小屋のスタッフも皆、穏やかでフレンドリーですね。申し訳ないくらいにいろいろと気を配っていただけますし・・・。まあ、それに甘えて夕食に遅刻したり(言い訳がましくいうと一回だけ・・・)するんですけどね。なので、どこで話を聞いてもここについてのネガティブな評判は耳にしたことが一度たりともないです。みんな好い噂ばかり。まあ、唯一難点を挙げるとすれば天井が低いくらいですかね・・・。私は既に慣れましたが、見ていると頻繁に頭を打ちつける人の光景と出くわします。しかし、それでさえ良い思い出に替えてしまうような魅力がこの小屋にはあるのかもしれませんね。


DMC-LX2

2011/07/26撮影
焦点距離 6.3mm(35mm換算28.0mm)
Tv 1/1000秒  Av F4.0  ISO100
WB オート  クオリティ RAW
現像ソフト Photoshop Lightroom4.1
アスペクト比 3:2











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この小屋のスタッフのチームワークの神髄を目の当たりにしたのは、以前に少しだけ触れておいた前代未聞(らしい・・・)の珍事が起きてしまった時でした。それはその日の午前中、ヘリで便層カートリッジを回収する際にアクシデントが発生。なんと中身をブチ撒けてしまったのです。当然、その臭気たるやすさまじいものがありましたが小屋の男衆は連携して洗浄に努め、素早い事の沈静化を図れたというわけです。勿論、完全に臭いを消す事は難しいのですけどね。そんな事があったにもかかわらず午後には無事テレビの撮影陣を迎えいれたのですからさすがというべきでしょう。着目すべきは非常時の臨機応変な対応力でしょうね。ちなみに後日談になりますが、結構遠方の山小屋にまでこの話はその日のうちに伝わっていたようでそれぞれ「大丈夫なのか?」と心配されていたようです。同じような様式のトイレを抱えている山小屋主はもしもの事態を想定しておく必要がありそうですね。問題のカートリッジは当日中には回収されずに完全梱包されて北穂山頂に鎮座していました。事情を知らない縦走者は見慣れない物体に疑問を覚えたことでしょうね。臭いも言われてみれば程度に治まっていましたし・・・。そして翌朝カートリッジは無事ヘリで回収されたのでありました。


EOS 5D Mark II+EF70-200mm f/4L IS USM

2012/07/26撮影
焦点距離 144.0mm  Tv 1/80秒  Av F13
ISO100  WB オート  ピクチャースタイル スタンダード
トリミング加工 あり  アスペクト比 1:1











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以前は、急峻な斜面を避けては通れない穂高方面に行くことなど一生ないだろう・・・なんて思っていましたが、今では完全にハマッている自分がいたりします。たしかに機材を背負っての登坂はきついものがありますが、登ってしまえばこっちのモノ的な考えが働くのも事実です。条件さえ揃えば劇的な風景を楽しめる天空の展望台。来年も楽しめたらなあと思っています。


EOS 5D Mark II+EF16-35mm f/2.8L II USM

2012/07/27撮影
焦点距離 30.0mm  Tv 1/80秒  Av F13
ISO800  WB 太陽光  ピクチャースタイル スタンダード
トリミング角度調整 あり

by flatcalm | 2012-09-07 00:22 | 風景(山)


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